Go to トラブル ・・・ちゃう、Go to トラベルキャンペーンも東京都民に言われなき不利益を押し付ける形で収束させようとしている。まぁそれはそれとして僕としてはやはり何処かへ行きたいなと思う気持ちはいっぱいある。
日本電信電話公社そしてNTT東日本、西日本となった後もずっと発行していた電話帳も130年の歴史に幕を閉じ来年の秋以降順次廃刊するそうだ。1890年に発行された「電話加入者人名表」がその源流である。そこには197人の連絡先が掲載され、大隈重信(元首相)や、実業家の渋沢栄一(2024年に1万円札に)も名を連ねたという今となっては考えられない電話帳だった。確かに時代とともにいろいろな物や事や価値観が変わっていく中で、その場に居合わせた人間にとってはそれはショッキングなことであったり当然だと受け止めたりと反応は様々だ。
一方明治5年(1872年)に開通した新橋~横浜間の鉄道はその勢いを衰えさせることなく今も発展を続けている。そして時刻表の廃刊と言う噂は聞かない。2027年には東京~名古屋間をリニア新幹線が開業する予定だ。(静岡問題がどうなるかにもよるが)鉄道に乗る目的は通勤、行楽、出張、旅行などが挙げられる。Go to トラベルキャンペーンで全国の温泉や行楽地などの観光産業は大きな期待を抱いている。業界団体と議連、政治家との関係は一旦置いておくとして、民間と官庁との関係を築けていない業界団体のそれぞれの事業所(個人商店)はその業界におけるGo to 〇〇キャンペーンなど夢のまた夢。この非常事態が過ぎるのをじっと待っているか、自らの創意工夫で何とかするしかないのが現状だ。
そんなことを僕の未熟な頭脳ですら、ついつい考えてしまうのだがそれを振り払って僕はこの夏に行きたいところを一つに絞り時刻表と日本地図を眺めながら頭の中でシュミレーションを繰り返すのである。どんな事でもそうだが計画中の楽しさは格別の物であることは言うまでもない。そして僕のシュミレーションには旅行代理店は今のところ関係ない旅となっている。これではGo to トラベルキャンペーンの適用を受けることは出来ない。逆に言えば都民もGo to トラベルキャンペーンの適用など不要であると思えばどこへでも行けるということだ。それでも観光地が都民を拒否するのなら(その気持ちも理解できるが)都民一人一人に鎖を付けるしかないのではないだろうか。つまりこれは中世における魔女狩りの逆バージョンのような形の人権への蹂躙みたいな物だ。つまり魔女じゃない都民が死刑宣告を受けるようなものだ。
そんなことをぼんやり思ったりもするが僕のシュミレーションは止まらない。僕が行きたいのは地方の美術館だ。特に今年はゆっくり絵画を観て気持ちの洗濯をしたいと思ってしまう。仮に旅に行くことが出来なくても時刻表と日本地図があればそれなりに行った気になることが出来る僕は本当に安上がりな人間だと思う。そしてそれでよかったとも思うのである。

